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2021/02/08 mRNAワクチンついて(再掲)

mRNAワクチンついて

2月2日にブログにアップしたモノの中からmRNAワクチンの項だけを抜き出しました。

このmRNAワクチンの新しい点、出しているBioNTech (ファイザー) 社とModerna社の製品の違い、考えられる問題点について

ウイルスのワクチンには弱毒化ウイルスを用いた生ワクチンと、不活性化ワクチンの2つがある。

生ワクチンの場合、毒性が低いだけで実際のウイルス感染は成立している。

したがって中和抗体の産生 (液性免疫) と細胞傷害性T細胞の活性化 (細胞性免疫) の2つが生じる。

つまり、ウイルス感染自体を抑制できる強力な免疫が誘導される。

生ワクチンは強力な方法だが、弱毒化ウイルス株の樹立には長い時間を必要とする。

また、病原性復帰という視点から考えると、今回のようなウイルスではこの方法は使うことができない。

不活性化ワクチンは、インフルエンザなどで古くから用いられている。

この場合、ウイルス粒子は感染できないので異物として認識され、抗原提示細胞 (マクロファージや樹状細胞) へ運ばれる。

すると、液性免疫しか誘導されない。

ウイルス感染の多くは粘膜局所で生じる。

ワクチンによって液性免疫のうちIgGしか産生誘導できないと、粘液に邪魔されて抗体がウイルスと結合できないので、感染を抑制できない。

新型コロナウイルスでは、孵化鶏卵を使ったウイルス産生がうまくいかない。

したがって、細胞培養を使った不活性化ワクチンの作成か、別のアプローチが必要となる。

Vero細胞を用いたワクチンの作製は古典的に行われているが、そのためには適切なワクチン株の選択が重要である。

だが、ウイルス感染の大流行ではそのような時間はなかった。

また短時間に大量にワクチンを作るのもこの方法では困難である。

このため今回着目されたのが、mRNAワクチンだった。

mRNAは極めて壊れやすい。

mRNAワクチンはユニークなアイデアだが、実用化には多くのブレイクスルーが必要とされた。

以下専門的すぎるので略・・・

mRNAワクチンは擬似的なウイルス感染を体内で生じさせ、細胞性免疫、液性免疫の両方を活性化する技術です。

もちろん、全てのウイルスタンパク質が発現している生ワクチンと比べると免疫効果は弱いが、不活性化ワクチンよりはかなり強いことになる。

さらに、変異ウイルスが出た場合も塩基配列を変えるだけだから、迅速な対応が可能となる。

BioNTech社のワクチン (BNT162b2: Tozinameran) の場合、Cap1は改良型になっている。

中和抗体が産生されやすいようになっている。

RNAの安定化と翻訳効率の増加が行われる。

このワクチンの保存は-80度となっている。

全長は4,284塩基にもなる、長大なmRNAである。

Moderna 社のワクチン (mRNA-1273) の場合、詳しい情報がまだ出ていない。

おそらく製剤的な工夫がなされていると思われるが、このRNAがなぜ、-20度で保存可能になったのかは、詳細がわからない。

この2つのワクチンがなぜこれほどの速度で開発できたのか疑問に思う人は多いと思う。

ワクチン開発には、最適なウイルス株の選定や、重要な抗原部位の同定、副作用への対応など一般的には5〜10年の歳月を必要とする。

最近世界的に自然破壊が進んでおり、この状況が続けば、動物からの新たなコロナウイルスの感染が生じるのではないか?

という疑問がウイルス研究者の間に強くあり、細々と研究が続けられてきた。

また、mRNAワクチンも癌治療の新たなワクチンとして研究が続けられてきた。

もちろん遺伝子解析技術が、大きく進展していたというのも大きい。

mRNAワクチンの研究のみならず、複数の基礎研究が十分成熟化したところに、重要な課題が出てきたというわけである。

もちろん、新型コロナウイルスの問題について世界中の研究者、企業が協力したのは言うまでもない。

また武漢の医療関係者たちが、命をかけて研究を行ったというのは最大の貢献かもしれない。

実際、多くの医療関係者、科学者が命を落としている。

以上、紹介が長くなりましたので、「考えられる問題点」は、別の機会にします。

詳しくはリンクを張っておきましたのでRNA Japanで閲覧下さい。

以上、日本RNA学会のホームページ RNAJapanより、飯笹 久氏(島根大学学術研究院医学・看護学系)の投稿を抜粋させていただいた事に感謝申し上げます。

今日の新型コロナ感染状況

[2021/2/8 23時59分]国内新型コロナ新規感染者数:1,217人、国内総感染者数:407,488人、累計死亡:6524人

累計死亡者数(2/8):①東京都1035人、②大阪府1009人、③北海道625、④神奈川県561人、⑤愛知県454人、兵庫県448人、埼玉417人、千葉302人

大阪も東京都に次いで死者数を1000人超えました。人口100万人あたりでは、北海道に次いで多い113.3人です。

死亡者数(累積数人口100万人あたり):①北海道118.1、②大阪府113.3、③兵庫県81.2、④東京都73.5、⑤沖縄県63.3、⑥愛知県58.7

国内重症者773人(7日)、795人(7日)前日比-22人、PCR検査数43,012件/日(2/4以降発表無し)、死者数83人(2/8)前日比+31

昨日の新型コロナ感染状況

[2021/2/7 23時59分]国内新型コロナ新規感染者数:1,631人、国内総感染者数:406,274人、累計死亡:6441人

今日は「黄鶯睍睆」(こうおうけんかんす)

ウグイスの初音が聞こえてくる頃という意味。

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