この地震の被害は10県157人負傷(総務省消防庁15日まとめ)
この地震は東日本大震災の余震
当日の震度分布状況は次の図のようになります。
2月13日23時08分頃以降の福島県沖での関連地震で震度3以上の観測が6件観測されています。(2021/02/16現在)
震度1以上となると、88件だと思われます。
日本の地震学の創始者「大森房吉」が1894年に発表した「余震に関する大森公式」というのが有ります。
余震に関する大森公式(または、大森則、Omori formula for aftershock あるいは Omori's law)は、
本震後の余震の回数が時間に関してべき乗則にしたがい減衰することをあらわす式である。
- 本震からの経過時間tにおける単位時間あたりの余震回数 は次のようになると報告。
改良大森公式
後の1957年および1961年、宇津徳治がこれを以下のように修正している。
- ここで は減衰に関する指数。
本震後の時間経過に伴い、余震の回数も減っていくことを表しているそうです。【出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』】
東日本大震災から10年を前に、最大震度6強の余震が起きた訳です。
私も大きな揺れに、最初はいつまで続くのかなと傍観者的でしたが
揺れが続き、そして鎌倉でも震度がはっきりと分かる揺れになると、これは大きいのが何処かで起きていると確信。
直ぐテレビをつけました。
鎌倉は震度4です。
ここで注目したのは、福島県相馬市の素早い対応です。
震度6強の地震が起きた直後から1時間もしないうちに、2箇所に避難所を開設した点です。
スポーツアリーナそうま第1体育館と第2体育館です。
避難する先は体育館内のテントの中でした。そして、土のうやブルーシートの配布も早かった。
家族ごとに、この中にいられると言うのは大きな安心に繋がるという印象を受けました。
新型コロナ禍の中で、換気を良くしながら、プライバシーを確保してあげることが出来たことは、素晴らしいと思います。
国として目指すことではないかと強く思いました。
今回のこの地震は、夜中に近い時間で、いかに早く対応に移せたかが重要です。
大雨や土砂災害、洪水などから命を守るには確実に避難することが必要ですが、避難先での感染を防がないといけません。
感染者とそうでない人の避難先を別にする事も必要でしょう。
でも自治体では、そんな対応がすぐ出来無い時もあるかも知れません。
そんな時、こういう避難用テントを備蓄しておいて用意するというのは、これからの日本ではどこの市町村でも必要では無いでしょうか。
国は何も用意してくれません。
避難所では毎日、定期的に体温を測って体調をチェックしているそうです。
スペースを区切ることは自動的に出来ているので
換気をする、ほかの人との距離を取る、消毒液やマスク、せっけんは準備できていると言うのがこの相馬市の対応でした。
又、この地震の合間に、2月15日13時29分、和歌山県北部を震源として震度4の地震が観測されました。
内陸部で震源の深さは約10kmマグニチュード4.1で和歌山市で震度4を観測しました。
どうも日本列島はここに来て活発な地殻変動状況を見せているのではないかと思います。
過去の地震情報 震度5弱以上
震度4以上だと数え切れないほど多くの地震が2020年だけでも起きている状況です。(出典:気象庁ホームページ)
発生時刻 | 震源地 | マグニチュード | 最大震度 |
2021/02/13 23:08 | 福島県沖 | M7.3 | 6+ |
2020/12/21 02:23 | 青森県東方沖 | M6.5 | 5- |
2020/12/21 02:22 | 〃 | 〃 | 5- |
2020/12/18 18:09 | 伊豆大島近海 | M5.0 | 5- |
2020/12/12 16:19 | 岩手県沖 | M5.6 | 5- |
2020/11/22 19:06 | 茨城県沖 | M5.7 | 5- |
2020/09/04 09:10 | 福井県嶺北 | M5.0 | 5- |
2020/06/25 04:47 | 千葉県東方沖 | M6.1 | 5- |
2020/03/13 02:18 | 石川県能登地方 | M5.5 | 5+ |
以降震度5+以上を | |||
2019/06/18 22:22 | 山形県酒田沖 | M6.7 | 6+ |
大きな地震や火山噴火に繋がらなければ良いのですが。