災害について ブログ

2021/03/21 気になる原発廃炉問題(1)

Contents
  1. 今日は雀始巣(すずめはじめてすくう)
  2. 原発の廃炉に何年かかるかを記録する
  3. デブリを取り出した後、廃棄物を処理・処分し敷地を再利用できるまでにはさらに100年から300年程度かかる
  4. 今日の新型コロナ感染状況(今日は日曜日だから少ない)

今日は雀始巣(すずめはじめてすくう)

七十二候の第十候

雀が巣作りを始める頃

で、アイキャッチ画像がベランダに来た雀を載せた次第です。

原発の廃炉に何年かかるかを記録する

シリーズ廃炉への道

こんな特集がNHKのテレビでやっていたそうです。

私は政府や東京電力の発表している廃炉への係る年月やかかる費用の算出には疑問を持っています。

20113月に起きた東京電力福島第一原子力発電所の事故

3つの原子炉が次々とメルトダウン

核燃料が溶け落ち、構造物と混ざった核燃料がデブリ。

これを取り出し、原発を解体するのが廃炉です

数万年にわたって強い放射線を発し続けるデブリは推計880トンに上る。

この10年間でデブリを試料として取り出し、分析できたのはわずか0.0027gの物質だけです。

国が最長で40年かかるとしている廃炉。

当初の目標では今年デブリの取り出しを始めるはずだったが先送りが決定しました。

これから大きな問題も待ち受ける。

膨大に発生する放射性廃棄物の処分です。

処分方法によっては敷地を再び利用できる迄100年から300年かかる可能性があると

去年専門家が示した試算に波紋が広がっている。

廃炉の進捗は復興への道を模索する住民たちにも影響を及ぼす。

廃炉と同時に住民の帰還を進めるかつてない取り組みの行方は?

大熊町町長が

「事故を起こした発電所はいつまでもであると言う事は、当然不安に思うでしょうから、

そういう心配を取り除くためにもきちっとした廃炉作業を行ってもらわないとならない。」

世代を超えて続く福島第一原発の廃炉

原発事故10年の軌跡をたどりこれからを展望できるか?

日本中を、いや世界中を震撼させた2011年の事故。

一時は電力が大幅に不足?

事故が最悪の状況になった場合、首都圏からの避難も検討されていました(当時の菅首相が振り返って)。

メルトダウンした3つの原子炉からは大量の放射性物質が放出されました。

あれから10年、散乱していた瓦礫が撤去され

原子炉建屋に放射性物質の飛散を防ぐためのカバーが設置されるなど、敷地の様子は大きく変わりました。

今、目立つのは1000基余りの巨大なタンク

汚染水を処理した水が保管されています。

今現場で作業にあたる人は1日およそ4000人。

廃炉に向けた作業が一歩ずつ進められています。

かつて広がっていた土の地面。

数年かけてモルタルで固め放射性物質を封じ込めました。

除染を進めた結果、放射線量が大幅に減少しました。

事故直後、防護服は敷地の全域で必要でしたが、今では1割未満になっています。

しかし今なお高い放射線量に阻まれている場所が、1号機から3号機の建屋内部です。

ここには強い放射線の発生源が2つあります。

溶け落ちて固まった核燃料デブリと使用済み燃料プールに残されたも核燃料

これらを取り除くのが廃炉の大きな目的です。

2011年12月 国と東京電力は廃炉の道筋を示す中長期ロードマップを公表しました。

主な工程では

最初の10年間で使用済み燃料プールの核燃料を全て取り出し、同時に、デブリの取り出しに向けた準備を進めるのが目標でした。

デブリの取り出しは今年開始し、原発を解体して、廃棄物を処分するまで最長40年で終えるとされました。

その間、周辺地域への住民の帰還を進めていきます。

廃炉と同時に復興を目指す上で安全の確保が最も重要な課題です。

この10年で計画から大きく遅れたのが使用済み燃料プールからの核燃料の取り出しです。

プール周辺の強い放射線が作業を阻み、さらに放射性物質の飛散を防ぐ対策が次々と必要になったからです。

中でも難航しているのは水素爆発を起こし屋根が崩落した1号機

その1号機では、去年11月、7年越しのある課題に取り組むことになりました。

最上階にある瓦礫に埋もれた重さ160トンのクレーンです。

事故の影響で折れ曲がり核燃料の取り出しに向けた大きな壁になっていました。

真下に燃料プールがあり、今もおよそ400体の核燃料が残されています。

地震などでクレーンが落ちれば核燃料が損傷したり放射性物質が飛散したりする恐れがあります。

今回クレーンの落下を防ぐため、レールを敷き特殊な台車を折れ曲がった部分に移動し、モルタルで固めて台車ごと支えにする計画です。

放射線量が高く人が近づけないため16台のカメラを使った遠隔操作で行わなければならないことでした。

この後2年ほどかけて放射性物質の飛散を防ぐカバーを設置し、クレーン等を撤去した後、ようやく核燃料の取り出しが始まります。

当初の計画では今年終わるはずだった燃料プールからの取り出し。

1号機から3号機で取り出し開始が大幅に遅れ、すべて終わるのは2031年の予定だ。

廃炉で最大の難関とされているのが核燃料デブリの取り出しです。

10年前、1号機と3号機は水素爆発を起こし、2号機も格納容器が損傷しました。

メルトダウンによって出来たデブリの量は推計880トンに上ります。

デブリは数万年に渡って強い放射線を発し続けるため、取り出して安全に管理する必要があるのです。

デブリはどこにどのような形で存在しているのか、この10年、ロボットを使った調査を進めてきたがその全貌を未だとらえきれずにいます。

事故から2年後の2013年、戦いはまず格納容器に近づくことから始まりました。

調査するのは1号機の格納容器の周辺部

そこにはデブリや汚染水が漏れ出ていました。

デブリを冷却した汚染水が使うのは遠隔操作で動く小型の方

水が漏れている箇所が複数見つかり格納容器の損傷が想像以上に深刻だとは。

事故から4年後、ようやく格納容器の内部にロボットが入った。

投入されるのは格納容器の最下部分、その下にはデブリがあるとみられる。

1号機ではいまだにデブリの姿が捉えられていない。

最もデブリに迫ることができたのは2号機です。

これまでカメラやロボット等を8回に渡って格納容器の内部に投入、少しずつ状況を明らかにしてきた。事故から6年後、初めてデブリとみられる物質の姿を捉えた。

その後、格納容器の床一面に広がるデブリとみられる堆積物を確認した。

2019年にはロボットで触ることにも成功した。掴んだり動かしたり出来ることまでは分かったが取り出しには至っていない。

今なおその正体が掴めない核燃料デブリ。

最新の研究でデブリの性質が極めて複雑で困難な状況にあると分かった。

昨年12月、国と東京電力はデブリの取り出しに関わる重要な目標が達成できなくなったと発表した。

「新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、開発が遅れております。

今後の工程遅延を最小限にして1年程度にとどめられるよう、引き続き安全最優先で取り組んでまいりたい。

今年12グラムのデブリの取り出しを始めると言う目標を少なくとも1年延期。

ただ最長40年で愛を終えると言う目標は変えないとした。」

ロードマップのベースを作り国と東京電力に技術的な助言と指導を行っている原子力損害賠償・廃炉等支援機構理事長の山田元さん。

「困難さを認めつつ、この10年の調査研究データ成果をもとに一歩ずつ進めていくべきだとしている。

当時全くわかってなかったことがこの10年で徐々に分かってきた。

完全には未だ分かっていませんが、最適な工法を選ぶことができれば、あの当初立てた40年と言う目標は達成は難しいですが

今の目標を変えるつもりはないし、それを目指して最適な道を選んでいくと。

そこにベストを尽くすと言うのが今のスタンスです。」

途方もない作業が続く廃炉

当初、2兆円とされていた費用は、今、8兆円と試算されている。

さらに膨らむ可能性も指摘されている。

福島第一原発が立地する大熊町。

原発から6キロの場所でも復興への模索が続いている。

先祖代々から受け継いできた農地を守りたいと考えている人びとがいる。

原発と共に生きてきた町の試行錯誤が続く。

人々の帰還や復興と平行しながら廃炉を進める国の中長期ロードマップ。

ところが今、最長で40年とされてきた目標が揺らぎかねない問題が指摘されています。

工程表では廃炉作業を始めてから全ての作業を終えるまで最長40年かかると発表してきました。

しかし、現実に調査を重ねると、そんなに易しい問題では無いどころか、様々な困難な問題が見えてきている最中なのである。

廃炉作業によって大量に発生し続けている放射線廃棄物の問題

これは2015年の敷地の様子では区域には森や農地が広がっていました。

2021年になると殆ど切り開かれ放射性廃棄物の保管や処理を行う施設の建設が次々と進められています。

解体等によって発生した使い捨ての防護服・放射性物質で汚染され放射線量が高い廃棄物は専用の施設で保管します。

特に汚染されているものは遮蔽効果がある金属製の容器に入れ厳重に管理されています。

放射線廃棄物は瓦礫等の固体廃棄物だけでもおよそ470,000立方メートル。

廃炉完了までどれだけ廃棄物が出るか東京電力は未だ見通しを示せていません。

この放射性廃棄物の問題に対し、去年7月、日本原子力学会がある報告書を公表しました。

デブリを取り出した後、廃棄物を処理・処分し敷地を再利用できるまでにはさらに100年から300年程度かかる

と言う試算を示したのです。

原子力学会は廃棄物の処分は廃炉の最終形を大きく左右するとして5年前から議論を続けてきました。

全部処分するという議論のベースになっているのが、発生する放射性廃棄物の量を推定した研究論文です。

発表したのは大手建設会社で廃棄物の処分を研究していた河村秀樹さん。

国際原子力機関からの勧告を受け、福島第一原発の航空写真やアメリカにある同じタイプの原発の資料などをもとに推定した。

すると膨大な量の廃棄物が浮かび上がってきた。

核燃料がある原子炉に加え、事故で汚染された機器や放射性物質が降り注いだ地上の土や道路、汚染水が染み込んだ地下の土壌や岩盤、

さらに岩石や防波堤、港湾内の海底の土砂なども放射性廃棄物となりうる。

何も対策を行わなかった場合、その総量はおよそ7,800,000トンと試算された。

通常の原発を廃炉にする際に発生する量のおよそ600基分に相当すると言う。

「全てきれいにするってことは廃棄物がいっぱい出るということを早く理解してもらったほうがいいんじゃないか。

それをどういう形で管理するか外に持ち出すのか、ずっと長く長期に管理するのかという問題がその後に必ずある。」

廃炉を終えるまで最長で40年としている国のロードマップ

しかし放射性廃棄物をどこに持ち出し、どのように処分するのかなど、廃炉の最終形については具体的には示していない。

続く

今日の新型コロナ感染状況(今日は日曜日だから少ない)

[2021/3/21 18時30分]国内新型コロナ新規感染者数:1,119人、国内総感染者数:457,577人、累計死亡:8,849人

新規感染者数(3/21):①東京都256人、②大阪府100人、③神奈川県77人、④埼玉県79人、⑤千葉県88人、⑥愛知県34人、北海道60人、兵庫県46人

発表無し国内重症者332人(3/20)-330人(3/19)=前日比+2人、PCR検査数45,339件/日(3/18)、死者数19人(3/20)前日比-14人

昨日の新型コロナ感染状況

[2021/3/20 23時59分]国内新型コロナ新規感染者数:1,517人、国内総感染者数:456,459人、累計死亡:8,830人

気になるのは宮城県です。125人(3/20昨日のままのデータ)の新規感染者です。

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