まるで爆発したかのように見える富士山の雲2021/03/13 17:44

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2021/03/13 詩人若松丈太郎さんを紹介

本文に入る前に

まるで噴煙を上げている富士山のように見えたので(2021/03/13 17:44)

今日は朝の内は小雨だったのが

午後3時過ぎてからは猛然とパワーを上げて雷に横殴りの豪雨、土砂降り

そして5時過ぎには「カラッ」と晴れてきて、そして輝く夕陽が

ようやっと雲が少なくなって、見ると雲が異様で、富士山がまるで噴火したかのように見えた。

何かの予兆でなければ良いのですが

さて、文化放送の「アーサー・ビナード 午後の三枚おろし」で知った詩人の話。

若松丈太郎さん

 

「ひとのあかし」

この本を手に取った時の私の驚きは無かった。

帯に書かれたアーサー・ビナードさんの言葉

「2011年3月11日以降にこの詩と出会う読者はみんな驚嘆して、鳥肌が立ち、読み返して再び驚き、

「予言だ」とささやく。ぼくは100回以上読んで、

それでも鳥肌が立ち、若松さんの見事な構成と描写に、

なんとか英語でも近づこうと翻訳に励んだ。

そしてやはり「予言だ」と繰り返し言った。」

と、私も思う。

『神隠しされた街』

「45,000の人びとが2時間のあいだに消えた

サッカーゲームが終わって競技場から立ち去ったのではない

人びとの暮らしがひとつの都市からそっくり消えたのだ

ラジオで避難警報があって

「3日分の食料を準備してください」

多くの人は3日たてば帰れると思って

ちいさな手提げ袋をもって

なかには仔猫だけをだいた老婆も

入院加療中の病人も

1,100台のバスに乗って

45,000の人びとが2時間のあいだに消えた

・・・・(以下略)」

これは1994年8月に書かれた詩である。

チェルノブイリ原発事故を見て、詩人は福島原発の行く末を案じた

心配もした、それが現実となった時・・・

『福島原発難民ー南相馬市・一詩人の警告1971ー2011年』

『福島原発難民ー南相馬市・一詩人の警告1971ー2011年』若松丈太郎著

裏表紙

本書は、序詩「みなみ風吹く日」から始まっている。

一九七一年からこの詩が書かれた二〇〇七年まで、

福島原発で起こった臨界事故などの事実を隠してきた東電の体質を批判した詩だが、

この偽装の歴史が大きな破局を迎えることを予言している詩だと感じられる。

(中略)

若松さんの視線はこの四十年間、少しも変わらずに原発を告発し続けてきた。

チェルノブイリにも行き、南相馬市と同じ二十五㎞に地点はどのような放射能の被害を受けているのかを

南相馬市の未来として予言している。

―鈴木比佐雄 解説文より―

私は、この本が、原発事故が起きる前に、この福島で原発事故を予測した?予言した?

そのとおりと言われるほど、原発事故の前に言い当てていたこの詩を知って愕然とした。

私は、原発は事故が起きたらとんでもないことになると頭では分かっていたつもりである。

でも、不確かな漠然とした不安みたいなモノでしかなかった。

私も、この原発を推し進めたいという側の人間達に洗脳されていたのだと知って愕然としたのである。

同じ著者による本で

『福島核災棄民ー町がメルトダウンしてしまった』

『福島核災棄民』若松丈太郎著

裏表紙

現在も南相馬市に在住する著者が、3.11以後の原発事故から未だ復興の道筋が見えない

福島の現状と地元住民の心情を、評論と詩で綴ります

わたしは原発を〈核発電〉、原発事故を〈災〉と言うことにしている。

その理由は、おなじ核エネルギーなのにあたかも別物であるかのように

〈原子力発電〉と称して人びとを偽っていることをあきらかにするため、

〈核発電〉という表現をもちいて、〈核爆弾〉と〈核発電〉とは同根のものであると意識するためである。

(「広島で。〈核災地〉福島、から。」より)

前著を出版したとき、わたしは自分を〈原発難民〉と規定した。

だが、一年余を経たいま、わたしは自分を〈核災棄民〉であると規定している。

(「あとがき」より)

そして

『北緯37度25分の風とカナリア』

詩集『北緯37度25分の風とカナリア』若松丈太郎著

いまや世界的に有名になってしまった「福島第1原子力発電所」。

この原発は操業当初(1970年代)から制御棒の脱落事故や放射能汚染の影響があるらしいことがわかっていたが、

事故そのものが2007年まで隠蔽されていたという。

その隠された危険性が3月11日の東北大震災ですべて明るみになった。

この原発は北緯37度25分の緯度上にあり、この緯度線を西にたどっていくと

新潟県の柏崎刈羽原子力発電所がある。

さらにこの37度25分の緯度線上には石川県珠洲原発予定地(計画中止)、油田、ガス田、水力発電所、地熱発電所、風力発電所などがあり

日本のエネルギー供給施設の集積地となっているーということをこの詩集は教えてくれる。

2010年1月の刊行で、1年後の3月11日の福島第1原発事故を予言しているかのようだ。

同じ緯度で不思議に連動する文化の消失と原子力発電所の建設。

丹念な取材から見えてきた「豊かさ」の興亡と未来を詩世界に浮かびあがらせる。

そして

今日は、詩人「若松丈太郎」さんを紹介させていただきました。

今日の新型コロナ感染状況

[2021/3/13  23時59分]国内新型コロナ新規感染者数:1,320人、国内総感染者数:447,635人、累計死亡:8,586人

新規感染者数(3/13):①東京都330人、②大阪府120人、③神奈川県95人、④埼玉県183人、⑤千葉県129人、⑥愛知県55人、北海道58人、兵庫県54人

神奈川県以外は、みんな新規感染者数が右肩上がりに転じました。

それは次の「7日間の新規感染者数グラフでも良く分かります。」

もう潮目が変わってしまったと言っても良いと思います。

明らかに悪い方に舵は切られているのように見えます。

新規感染者数(過去7日間の増加)グラフ

国内重症者354人(3/12以降発表無し)-354人(3/11)=前日比±0人、PCR検査数44,410件/日(3/11)、死者数58人(3/12以降発表無し)前日比+13人

昨日の新型コロナ感染状況

[2021/3/12  23時59分]国内新型コロナ新規感染者数:1,271人、国内総感染者数:446,318人、累計死亡:8,535人

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