辛いことだが、3月10日は東京大空襲のあった日である。
新聞やテレビでの取り上げも極端に減ってしまっている。
翌日には東日本大震災から10年!が控えているからでも有る。
が、風化させないためには、語り継ぐ必要がある。
で、私も少しこのブログに載っけた訳である。
今から75年前の出来事である。
東京大空襲は、第二次世界大戦(太平洋戦争)末期にアメリカ軍により行われた。
その事実を言うと、若者が日本がアメリカと戦争していたなんて信じられないという。
それもそうだろう。
安倍晋三さんを見ていると、完全にアメリカのポチ状態であったから。
いや、そう言うとポチに失礼か。
忠犬ハチ公みたいに、いつまでも・・・
いや、忠犬ハチ公を引き合いに出すのも悪い。
言いたいのは、日本よしっかりせい!と言いたいので有る。
さて本題に戻ろう。
東京都区部に対する、ナパーム弾であるM69焼夷弾などの焼夷弾を用いた大規模な戦略爆撃の総称。
日本各地に対する日本本土空襲、アメリカ軍による広島・長崎に対する原爆投下、沖縄戦と並んで、
東京の都市部を標的とした無差別爆撃によって、民間人に大きな被害を与えた。
爆撃被災者は約310万人、死者は11万5千人以上、負傷者は15万人以上、損害家屋は約85万戸となった。
東京都は、1944年(昭和19年)11月24日以降、106回の空襲を受けたが、
特に1945年(昭和20年)3月10日、4月13日、4月15日、5月24日未明、5月25日-26日の5回は大規模だった。
その中でも「東京大空襲」と言った場合、
死者数が10万人以上の1945年(昭和20年)3月10日の夜間空襲を指す。
(下町空襲はミーティングハウス作戦と名付けられている。「ミーティングハウス」とは東京下町を指す秘匿名)
この3月10日の空襲だけで、罹災者は100万人を超えた。
日本本土に対する空襲作戦は、綿密な地勢調査と歴史事例の研究を踏まえて立案されていった。
その過程はアメリカ経済戦争局の1943年2月15日付報告書「日本の都市に対する大規模攻撃の経済的意義」に詳しい。
アメリカ軍は早くから江戸時代に頻発した江戸の大火や1923年の関東大震災の検証を行い、
火元・風向き・延焼状況・被災実態などの要素が詳細に分析されていた。
その結果、木造住宅が密集する日本の大都市は火災に対して特に脆弱であり、
焼夷弾による空襲が最も大規模な破壊を最も効果的に与えることができると結論されていた。
具体的な空襲対象地域の選定に際しては、人口密度・火災危険度・輸送機関と工場の配置などの要素が徹底的に検討され、
それを元に爆弾爆撃有効度が計算されて一覧表が作成された。
ここで特に重視されたのは人口密度だった。
当時の東京各区の人口は浅草区の13万5000人が最大で、これに本所区・神田区・下谷区・荒川区・日本橋区・荏原区が8万人台で次いでいた。
このうち荏原区は他から離れた郊外に位置するためこれを除き、替わりに人口7万人台の深川区の北半分を加えた都心一帯が、焼夷弾攻撃地域第一号に策定された。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
余談だが
1964年12月4日、日本本土爆撃を含む対日無差別爆撃を指揮した米空軍司令官カーチス・ルメイ大将に対し、
第1次佐藤内閣が勲一等旭日章の叙勲を閣議決定している。
なんと、日本政府は、東京大空襲の指揮を執った米空軍司令官に勲章まで贈っているのである。
ポチ所では無く、国としての矜持すらもかなぐり捨てたのか!と言いたい。
だけど、このようなことを、知ってももうどうにもなるものでも無いので、記憶して、次世代に語り継ぐのである。
この大空襲に限らず、戦争で、何の罪も無い、軍人でも無い大勢の国民が、日本史上最大となる凄まじく大勢が死んでいったのは事実である。
私は、建築家として、モノを創造することは好きだが、破壊する行為に対しては断固として反対する。
その際たるモノが戦争である。
戦争は、誰しも望まないであろう悲劇に突き進むことを如実に物語っている。
敗者は惨めであるが、勝者もその心の内には身の毛もよだつような瞬間が起きるモノであろう。
それでも、戦争に衝く進む人間。
日本は憲法で戦争の放棄を謳っていながら、その軍事力は世界6位と言われている。
何故、こんな国になってしまったんであろう。
戦争を知らない子ども達と謳われた世代が、もうじき後期高齢者(75歳以上)に仲間入りする。
どんどんあの戦争(第二次世界大戦)は遠くなっているが、現実の戦争のきな臭さは近づいているような気がする。
戦後、日本人が海外で戦死者を出していないのも、風前の灯火で有るような気がする。
戦争を望んでいる人間がいる・・・・
今日の新型コロナ感染状況
[2021/3/10 23時59分]国内新型コロナ新規感染者数:1,316人、国内総感染者数:443,730人、累計死亡:8,432人
国内総感染者は、先週の3月1日から7,163人増え、1週間の新規感染者は前週まで7週連続で減少していましたが、増加に転じています。
新規死亡者数(3/10):①東京都18人、②大阪府2人、③神奈川県11人、④北海道1人、⑤埼玉県2人、⑥兵庫県2人、愛知県3人、千葉6人
新規感染者数(3/10):①東京都340人、②大阪府84人、③神奈川県124人、④埼玉県135人、⑤千葉県106人、⑥愛知県44人、北海道65人、兵庫県41人
1,000人あたりの感染者数は、
東京都で8.1人、大阪府で5.4人、神奈川県4.9人、埼玉県4.0人、千葉県4.3人、愛知県3.4人、北海道3.7人、兵庫県3.3人、全国平均では3.5人となります。
3月になってから、東京都の7日間新規感染者数の勾配は横ばいでしかも300人/日前後と高止まりなっていることに注意。
国内重症者364人(3/10)-381人(3/9)=前日比-17人、PCR検査数51,176件/日(3/8)、死者数54人(3/10)前日比-4人
PCR検査数51,176件ってきっとやったぜなんて思っているんでしょうね。
100万件なんて出来ないんですかね?
昨日の新型コロナ感染状況
[2021/3/9 23時59分]国内新型コロナ新規感染者数:1,128人、国内総感染者数:442,418人、累計死亡:8,379人
国民300人に1人は新型コロナに感染したと言うことですね。
今日は 桃始笑(ももはじめてわらう)
桃の花のつぼみが開きかける頃。
七十二候の内の第八候です。