文中と写真は何の関係もありません。昭和20年〜30年代の狩太町(現ニセコ町)の風景です。
「蝦夷富士」こと(羊蹄山)と1級河川「尻別川」。ニセコ駅裏の尻別川の袂から大槻弘之撮影。
この堰堤は王子発電所への導水路のためです。
- 大竹まことゴールデンラジオ大竹メインディッシュ2021/01/22『お客様はジャーナリストの青木理さん』前編
- 1つは40日間の冬休みですよ!
- 『一生懸命やってるんだからケチつけるんじゃないと。』
- 新型コロナ特措法の改定、それから感染症の改定
- 入院拒否の場合は懲役1年、罰金100万円以下ですか?
- 勿論刑事罰ですから、前科がつきます。
- 神奈川は、もう濃厚接触者の調査もやらない。
- そもそも保健所の業務がパンクしちゃってるし、
- 入院に罰則とか、この保健所調査を拒否したら罰則とか、
- 主権の制限というのは、憲法が保障する自由とか人権とかって言う価値とある意味正面からぶつかる訳です。
- ある種の自粛警察の先導みたいなことになりかねない訳ですよ。
- その新型コロナってのは、だから厄介なんだけれども、感染しても無症状とか、軽症で済んでしまう人たちが一杯いる訳ですよ、特に若い人達が。
- 政府の狙いは、恐らく、元々、こういう罰則が欲しかったんですよ。つまりある程度の強権性を。
- 本来は憲法に定められた人権とか自由とかにぶつかる物って、
- 平時に、冷静に、どこまでだったら許すのか、どこまでは止めようかと言うことを議論しなくちゃいけない訳です。
- 室井佑月「あれもおかしいよ、ワクチンをマイナンバーと紐付けるの。なんで?」
- マイナンバーと紐付けしないとワクチン打てませんよ!みたいなことにするとか、ちょっと本末転倒っていうか、ずるいなと言う感じはしますね。」
- 段々この緊急事態って名目のもとに、色んなことがやばい方向に向かいかねない。
- 保健所の調査に虚偽を言ったら罰則という前に、国会で、118回も嘘言った人に罰則与えろとか言う人もいる
- 本当にコロナ対策って言う名の下にじりじりと政権が無策なのに強権性を付与していくような方向に
- どんどん行っちゃうと言うのはこれは注意しなくちゃいけない。
- 今日の新型コロナ感染状況
大竹まことゴールデンラジオ大竹メインディッシュ2021/01/22『お客様はジャーナリストの青木理さん』前編
大竹「国会の方はどうなってますか」
国会はちょっと、僕は政治記者ではないので、国会を継続的にウォッチしてる訳じゃないんですけれども、
まぁ色々多くの方と同様、モノを言いたい人は多いんじゃあないですかね〜
1つは40日間の冬休みですよ!
大竹「休んでましたよね〜、1月18日からですもんね〜開いたの」
これね、建前とかって言う話ではなくて、原則論として、行政の長が緊急事態を宣言した訳です。
この緊急事態を宣言した時に、ある意味でそれをチェックするべきその立法府、或いは国権の最高機関が
その緊急事態を宣言した瞬間に、或いはその前後に国会を閉じてるっていうのは一体どういう事なんだろうと
室井「私.結構びっくりしてさ、国会中継見てて。菅さんさぁ、こんな風な事態になっちゃったのにだよ、まだちょっと自画自賛するみたいな所あるの」
あはは(笑)、自画自賛するどころか、幹事長なんか、素晴らしい首相であるみたいなこと言ってた
室井佑月「そう、二階さんね〜、ビックリしたよ!」
NHKの番組で
『一生懸命やってるんだからケチつけるんじゃないと。』
大竹「怒ったって話?」
誰もケチなんかつけてないでしょう。
きちんと批判をしてあるべき姿はこうじゃないですかと提言をして、メディアとかジャーナリズムに限らないですけどね。
大竹「当たり前の話だよね」
室井佑月「ムカついたから、1本、それで書いてやった!」
だから、40日も冬休み取ったということもそうなんですけれど、
これは僕もゴールデンラジオ聴いていて大竹さんや室井さんもそういう話されているので、重なるところもあるんですが、
今国会なんですけれど、その序盤戦の最大のテーマというのが
新型コロナ特措法の改定、それから感染症の改定
これは、伝えられている通り、特措法に関して言うと営業自粛要請に応じない事業者の方々に罰則、これは行政罰みたいですけどね、科料を課そうじゃないかと。
それもひどいし、かつ感染症法の改正では、その保健所の調査に応じないとか、虚偽を申告したりとか、あるいは入院を拒んだ者には刑事罰、
入院拒否の場合は懲役1年、罰金100万円以下ですか?
大竹「しかも前科がつきます」
勿論刑事罰ですから、前科がつきます。
室井佑月「今さ、入院したいけれど入れない人が30,000人位?」
大竹「東京では9000人が入れなくて調整中が7500人って、東京は出てるね。」
室井さん言う通り、入院したくても入院できないどころか、検査や医療にすらアクセスができないような状況になっちゃっている訳ですね。
僕の知人も1人。ちょっと前ですけれど、新型コロナに感染をして、実家暮らしなんですけど、
高齢のご両親が、お願いしてお願いしてようやく検査を受けられることになったと。
それが何日か後だと言うんですね。
それから、姉妹は年齢が若いからなのか、検査すら受けられない。
本人はまだ若いんですよ、30代の女性なんですけれども、もう、40℃近い熱が出ているんだけれど、入院も療養施設も紹介してもらえない。
大竹「濃厚接触者は調べなくちゃいけなかったんじゃないですか?」
そう、実は僕の知り合いの感染者は、神奈川在住なんです。報道されていますけれど、
神奈川は、もう濃厚接触者の調査もやらない。
大竹「追跡調査も」
これは、今になってみれば無理もない事もあって、
そもそも保健所の業務がパンクしちゃってるし、
これだけ市中感染しちゃっていると、いわゆるクラスター対策的な接触調査って事の意味よりも、
むしろ保健所の病院調整とかに専念した方が良いというその判断も一定の理が有りますよね。
だから、もう調査もできない、入院も、もちろんできない、それどころか、検査や医療機関にアクセスすらできないような状況の中で、
入院に罰則とか、この保健所調査を拒否したら罰則とか、
大竹「それも調べるのも、しかも保健所の仕事って言うじゃない?」
そうそう
室井佑月「それもおかしいし、後は、ワクチンのこと見てても、世界でどんどん摂取って始まってるのにノロイしさ、
あとは何か薬?アビガンっだってどうなったかっていうの?自宅で待機だって言うんだったら、少しでも薬って回して欲しいと思うし」
だから、本来はそう言うことに、国会は緊急事態下で開いておいて、どうするべきなのかってことをキチンとやらなくちゃいけないのに、開いてなかったわけですよね。
それで、もし仮に色んな論点があるんだけれど、もし仮に本当にこういう罰則が必要なんだと言うのであれば、これ、
そもそも緊急事態宣言で罰則を科す事は主権を制限する訳ですね。
主権の制限というのは、憲法が保障する自由とか人権とかって言う価値とある意味正面からぶつかる訳です。
だったら、ほんとにこんな罰則が必要なんだと考えているのであれば、それは国会を閉じないで、大いに議論して、
どういう時に罰則入れたら効果的なのかとか、或いはそもそもこの罰則に当たるような入院拒否とかね、それからその保健所の調査拒否とか、どれぐらいあるのかと
大竹「その実数はいくつあるんだ」と
入院拒否に関して言うと、確か埼玉か何かで入院してたのに逃げ出して、スーパー銭湯かなんかに行ってたと言うケースが有ったですよね。
そういうケースがほんとに何件もあって、必要だって言うんだったらそのデータも出して。どういうケースには罰則だって言う議論をもっとずっとしとけば良かった訳です。
大竹「しかもあの件は業務妨害だとか何とかって言うのでちゃんと刑事罰を課しているんでしょ。必要がないじゃん!」
室井佑月「でも年末年始になったら減ると思ってたって、菅さんTVで言ってたけれど、そういう判断を下してここまでなったんでしょう。
罰則とかって言うんだったらその前に内閣総辞職だって思うよ」
大竹「もう1つ、罰則を科したら、かえって潜っちゃうだろうって言う懸念もあると同時に、今まで行政も分科会も、官邸も庶民も一緒になって、
コロナに立ち向かってたような気がすんだけれど、ここに罰則持ち出されると、急に裏切られたっていうか、
なんかちょっと、なんで罰則なのって凄い不快感が。
一緒になってやってくれてたじゃないのかって思ってたら〜」
アナ「上から目線みたいな所、すごく有りますよね」
これに関して、大竹さんが番組でちょっと前に言ってたんだけれど、全くその通りだなと思ったのは、
ある種の自粛警察の先導みたいなことになりかねない訳ですよ。
本来みんなで向き合わなくちゃいけないコロナよりも、その入院を拒んだ人とか、あるいは保健所の調査を拒んだ人に対して、
ある意味で、それを敵にして、叩くみたいな風潮を行政が煽るってことにもなりかねないし、大竹さんおっしゃるとおりだと思うし、
今、これ新型コロナ対策では逆効果になる可能性、充分あってね。
その新型コロナってのは、だから厄介なんだけれども、感染しても無症状とか、軽症で済んでしまう人たちが一杯いる訳ですよ、特に若い人達が。
そういう人たちが、感染を広げてるのをなんとかしなくちゃいけない、ていう、これ本来、検査を増やさなくてはいけない訳ですよ。
なのに、これ、入院拒否したら罰則とか、虚偽ついたら罰則とか、これもそもそも、1週間とか2週間とかの自分の行動をつまびらかにしなくてはいけない訳ですよ。
僕もそうだけど、言いたくないこととか言えないこととか有るじゃないですか
それに罰則を科されると思ったら、ひょっとすると若い人とか、本当に健康な人だったりすれば、検査受けるのやめようって言うふうになりかねないですよね〜。
大竹「調べられて、ビデオ店に3分間いましたみたいな。ビデオ店のどのコーナーですかみたいな話になって」
室井佑月「証拠は?って、言いたくないタイトル言わなきゃいけないんだよ。」
大竹「実は、風と共に去りぬ〜と言わなくちゃいけなくなるんだよ」
実は3日ぐらい前に、乳房の下で雨宿りしてましたとか、(どぶろっくの歌聞いていました)
そういう、行動を言わなくてはならなくなったら
僕が本当に健康で若かったら、いやもういいと言う人が出てきてもおかしくない訳ですよね
大竹「そうなるよね」
だから色んな意味で、本末転倒っていうか、支離滅裂っていうかね、
これ厚労省なんかもの凄く積極的なんですけれど、
政府の狙いは、恐らく、元々、こういう罰則が欲しかったんですよ。つまりある程度の強権性を。
大竹「これはコロナじゃなくて、これからの何かに対してこういう罰則が欲しかった?」
歴史的に、日本はハンセン病とかエイズなんかで感染症に関して、差別とか、そういう弊害が沢山出てきちゃって、
だからこそ、感染症法にはそういう反省に基づくという風に定められている
だからこそ、あまり強権的な罰則とか無かった訳ですよ。
それじゃあ、良くないって言うふうに、もっと強権性が欲しいって言う風に考えていた厚労省であったりとか
そういうその、医療関係者か何かの欲望みたいなものが、ここぞとばかりに出てきた。
で、実際に世論調査を見ていると、罰則に関しては、「やっぱり必要だよね」っていうのが7割位になってるんですよ。
大竹「そんなに!?」
今の各種世論調査や新聞社の世論調査を見てると「罰則は有っても良いじゃないか、仕方ないじゃないか」という人が半分以上いる訳ですよ。
大竹「俺はそこには入らないからみたいな意味合いもあるのかね。」
それもあるんでしょうけれど、これは、やっぱり主権を制限するとかって言うようなことって、
本来は憲法に定められた人権とか自由とかにぶつかる物って、
平時に、冷静に、どこまでだったら許すのか、どこまでは止めようかと言うことを議論しなくちゃいけない訳です。
緊急時に話し合ったら、安全な方、安全な方へ振っちゃうんです。
だから本当は平時に話さなくちゃいけないのに
大竹「なるほど。」
まさに、今見たいなぁ、緊急事態で、これだけ感染広がって、亡くなっていく方、医療にアクセス出来ない方が増えるって言ったら、
僕もそうだけど、一般の市民の人たちはやっぱり強権性も必要だねって振れちゃう訳ですよ。
大竹「今やってる罰則とか、そういうのは緊急時にやる事じゃ無い。」
そうそう
室井佑月「あれもおかしいよ、ワクチンをマイナンバーと紐付けるの。なんで?」
大竹「分かんない。あれって20%しか、まだ効果が上がってない訳でしょ。」
アナ「言葉悪いかもしれませんけど、火事場泥棒的な、こういう困った状況になってるからその主権をもうちょっと制限できるようにしようとか、
マイナンバーカードが普及してないから、ワクチンを接種したいと言うみんなの気持ちを脅すじゃないですけど、
マイナンバーと紐付けしないとワクチン打てませんよ!みたいなことにするとか、ちょっと本末転倒っていうか、ずるいなと言う感じはしますね。」
だから、ある意味で、これ場合によっては、多くの人がそう受け止めてしまうのを危惧してるんですけど、
罰則を入れる法改正ってものが、政府の強い対応だって言うような形で、ある種、妙に評価されちゃうような、危険性すらある。
むしろ、僕ら、今ちゃんと考えなくちゃいけないのは、これまでの政府の対応はどうだったんだろうか
或いは、緊急事態宣言は野党もメディアも出せ出せって言ったけど、
緊急事態宣言の前に、やれる事、やるべき事というのは沢山あったわけですよ
検査の増強もそうだし、医療器械の支援もそうだし、別に緊急事態宣言出さなくっても、今の法体系だったら飲食店への営業自粛要請できるわけですよ
それも大阪とか北海道はやってた訳です。東京は中々やらなかった。
そういうところをきちんとやらないって言うことへのある種の反省というか、自省たいなものをちゃんと求めないと
段々この緊急事態って名目のもとに、色んなことがやばい方向に向かいかねない。
室井佑月「分かる。何かきちんと今までって、成功したとは言えないわけじゃない?コロナ対策って。
そしたら、ちゃんと反省してから、軌道修正するでも。そうしてくれないと言ってることが信用できなくなっちゃうんだよ。」
大体ね、これね、鳥取県知事だった片山善博さんがテレビ番組で言ってて、
保健所の調査に虚偽を言ったら罰則という前に、国会で、118回も嘘言った人に罰則与えろとか言う人もいる
大体ね、これ皮肉って思っているんだけれど、罰を与えればみんな従うと思っているのが大間違いで、
罰を与えられたって、選挙区で金何千万円もばらまいた人もいればね、それから大臣室で金貰った人いるんですよ。
そっちの方をちゃんときちっと罰を与えて止めさせてから、庶民に罰を与えろって僕なんか皮肉に思っちゃうんです
大竹「しかもなんか秘書の人、罰金5万円って言ってなかった?罰金5万円でこっちはなんで百万円なんだ。」
ほんとですよ。国会で118回も嘘ついて、その程度しか罰せられないって、皮肉な話なんですけれど
本当にコロナ対策って言う名の下にじりじりと政権が無策なのに強権性を付与していくような方向に
どんどん行っちゃうと言うのはこれは注意しなくちゃいけない。
特に野党とかメディアとかは政権を監視すべき立場なので、
今国会の序盤で、罰則という物をどうするのかっていう辺りは本当に真剣チェックしてみていかないとと思って見ています。
【長いので、二分割して、今回は(上)として、次回に続きます。
今日の新型コロナ感染状況
[2021/1/26 23時59分]国内新型コロナ新規感染者数:2,764人、国内総感染者数:373,044人、累計死亡:5,311人
東京都:1026人、神奈川394人、埼玉253人、千葉340人、そして重症者1,017人(25日)、PCR検査数19,433件/日(24日)
1月24日(日)のPCR検査数が19,433件って、日曜日だから少ない?
それで感染者数は24日の3,990人(3,990/19,433=20.5%の陽性率)って読むのか、
検査結果が次の日だとしたら25日の2,764人(2,764/19,433=14.2%の陽性率)って読むのかどちらが正しいんだろう。
1月18日(月)から1月24日(日)までの1週間のPCR検査数は、437,395件
同期日間の感染者数は、35,195人で、1週間の平均陽性率は8.0%となる。
日曜日だけ何で陽性率が跳ね上がるんだろうか?