利用者に喜ばれる建物づくり 建築について

連載16-2(4)建設委員会を作る

医院・病院を新築・増改築・改修しようとしている方に役立つ建物づくりの連載−16

利用者に喜ばれる医院・病院づくり 第1章 納得しながら進める医院・病院づくり

2.施設づくりの流れと設計者の役割

(4) 建設委員会を作る

2年後に、全体の立場で物事を判断し意見を述べることのできる各部門ごとの責任者で、建設委員会組織責任者委員会が作られました。

建設を推進するメンバーには院長、副院長、総婦長、事務長だけではなく、医局から看護部門、検査部門、管理部門などの代表も選ばれました。

総勢、100名を越える規模で組織も大きく複雑になるために、各部門の意見が反映されるように、それぞれの部門ごとに小委員会もできました。

総合的な建設委員会、そして各部門・職域部門別検討委員会の他に、建設推進の要の事務局も作られました。

行う業務の内容、範囲、決定できる権限と事項などを明確にし、節々では全体集会で確認し、基本計画を煮詰めていきました。

基本計画の段階では、たたき台と言われる平面図をもとにおおまかな全体計画から基本構成までを検討します。

おおよそどのような建物になるのか、間取りやどのような物(医療機械等の機器・什器・備品)が必要になり

そしてその器具・什器・備品等の大きさや必要な電気容量・給排水等の設備、そこに収められるのに必要な面積などが煮詰められます。

建設ニュースや部内報などが数多く出される

厳しい条件の中で少しでも多くのメンバーや職員、患者さん組織の意見をまとめ、前進する努力を払われました。

ただ説明するだけ形だけの参加にとどまることをなくし、また、1人の声の大きな人によって大勢が決まるといったこともなくしました。

組織の団結と総意の結集が前進を生み、建設の成功へと歩んでいると言う仕組みが出来でき、確実に進んでいるという実感を何度もしました。

このように民主的、組織的な取り組みが重要だという認識が、法人側にもあり、意図するところでした。

同時にスケジュールに沿って着実に進めていくためには、節々に管理者側と設計者側のすり合わせが

特に建設予算との整合性と規模の算出などの適切な判断と決断が要求されました。

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