利用者に喜ばれる建物づくり 建築について

連載17-2(5)基本計画をまとめる

医院・病院を新築・増改築・改修しようとしている方に役立つ建物づくりの連載−17

利用者に喜ばれる医院・病院づくり 第1章 納得しながら進める医院・病院づくり

2.施設づくりの流れと設計者の役割

(5) 基本計画をまとめる

わかりやすい説明で

私たちは、基本計画の中で、CG(コンピュータによる擬似完成予想写真など)をこの物件で初めて作成し(今から25年前のこと)、

空から見たような鳥瞰パース(遠近法による透視図・遠景)やアイソメ(立体を斜めから見た)図、室内パースなどを作成し

直感的で、目で見て理解しやすいプレゼンテーション(計画の提案)に取り組みました。

「図面を見せられても、何が何だか分からない」

これは、看護師さんなどの普段建築に全く接していない人からの要望に応えたものです。

図面は線が一杯描いてあるだけで、それが何を意味するかは建築に接していない人には分からない。

この事を建築に携わる人も理解していない、所に、悲劇が生まれる要素もあります。

全体予算については医療情勢が厳しい状況を見て、全体工事予算についても法人管理部と何度もすり合わせをしながら、

病院機能の全部門の要求を満たして、なおかつ工事費全体予算をオーバーしないことを厳守する努力をしました。

参考になる施設の見学などや、

保健所、厚労省医務課、建築指導課などの官公庁の行政指導と折衝や

医療関連の加盟組織である県連医療組織、全国の上部組織や地域の医師会との話し合い等は、遅れて計画に手間取りがないよう早め早めに行いました。

基本計画のまとめの段階で決めること

医療方針と事業内容、外来と入院の患者数(将来の予想も含め)、

そして建築的には、建物の配置計画、各部構成、各部計画、仕上げ・動線・設備・構造・外構計画、全体完成予想図など

建物の基本的な事柄の骨格が決まり、建物についてのイメージも明らかになりました。

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