利用者に喜ばれる建物づくり 建築について

連載-11-1(11)患者さんや地域住民のみんなの意見を大切に

医院・病院を新築・増改築・改修しようとしている方に役立つ建物づくりの連載−11

利用者に喜ばれる医院・病院づくり 第1章 納得しながら進める医院・病院づくり

1.参加型の共同設計で進める設計手法−11

「病院の事はよくわからないけれど・・・」

病院の設計を行う際に、医師や職員の意見を聞いて対応するだけでは正解を得る事は困難です。

また、設計者の想像力が健常者の思考にとどまり、多様な患者さんや利用者に思いが至らないことがあります。

各地の病院づくりの際のアンケートや地域での医療懇談会などでは、

患者さんや地域住民から「病院の事はよくわからないけれど・・・」と言いながら続いて出される意見の中に、

医療関係者や設計者が見落としがちなことが多く、はっとさせられることがよくあります。

病院建築は複雑であり、設計するのがとても難しい建物です。

身体や心を病んだ多様な患者さんや多くの職種の関係者が利用する施設だけに、使い手の視点から、患者さんや地域住民の意見を設計に反映する必要があります。

できれば設計検討の場に直接参加することが望ましく、より確かな病院建築を進める方法だといえます。

設計者は、先ず参加者と打ち解け合って、この建物を作る仲間になる気持ち醸成しましょう。

それから、計画の条件を正確に把握し、関係者から多様な要求や意見を正しく聴取することが次の仕事です。

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