利用者に喜ばれる建物づくり 建築について

連載10-1(10)参加型の設計手法で大切にしたこと

医院・病院を新築・増改築・改修しようとしている方に役立つ建物づくりの連載−10

利用者に喜ばれる医院・病院づくり 第1章 納得しながら進める医院・病院づくり

1.参加型の共同設計で進める設計手法−10

(10)実際の敷地や建物のその場に立って

まず、設計者と参加者は、実際の敷地や建物に行ってその場に立って、空気を嗅ぎ、周りの環境を実感してみることです。

計画の条件や特性を実寸で体験することが建物を考える上でとても重要です。

次に、計画のイメージを共有することが大切です。

類似の施設を見学したりビデオを見たり、ときには映画を見たりします。

よかったこと、気になることを共通に確認し合うことが計画をスムーズに進めます。

参加者の意見や要望を余すところなく発掘すること

が必要であり、

そのためにどのような方法で進めるのか、

どう準備するかが重要となります。

その鍵は、参加型の設計手法に手慣れた設計者の参加です。

設計者然としていないでとは手慣れた生協幹部に言われることです。

参加者に注意を払い、意見を押しつけず、

かといって五里夢中の時は灯台のサーチライトのように行き先を分かりやすく照らしてあげること

そしてその推進役の建主、即ち法人幹部の姿勢が重要です

OHPやスライド、PowerPointによるプレゼンテーションや

大きな模造紙の図面を使う、

模造紙に発言をカードにして貼り付けるなど、

全員が集中して意見交換できる手法を持つ必要があります。

配置や平面の具体的な検討には、比較できる異なる案を3つに絞って用意すべきだと考えます。

誰のどんな意見も尊重して建設委員会を進め

参加者が設計の主役として

建設の全過程に楽しく参加できるような工夫が求められます。

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