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連載25-2(13)竣工検査

医院・病院を新築・増改築・改修しようとしている方に役立つ建物づくりの連載−25

利用者に喜ばれる医院・病院づくり 第1章 納得しながら進める医院・病院づくり

2.施設づくりの流れと設計者の役割

(13)竣工検査とは

工事完成は建築基準法上は、建築、設備、昇降機、消防、保健所等の所官庁の完了検査を受ける事で完成と見なされます。

この所官庁(特定確認機関含む)の完了検査の後に、建主の検査を設計監理者と共に行います。

工事終了間近の中で、外構も含めて施工状態に不具合がないかを建築監理責任者が最終確認するために検査を行います。

これが竣工検査です。

私たちの事務所では、患者さん、職員などの使う人の立場に立った動作を想定しての機能チェックや、起こりえる状態をできる限り想定しての総合的適否の最終判断の場としています。

建築基準法に基づいた「完了検査」とは、次のような違いがあります。

完了検査

建築確認を受けたすべての建築物は、工事完了後4日以内にその旨を都道府県等の建築主事、または指定確認検査機関に届け出て、

建築物の敷地や構造、設備が法令に適合しているか検査を受ける必要があります。

これを完了検査といいます。

この完了検査を受けて検査済証が交付され、始めて建物の使用が可能になります。

竣工検査

これとは別に、施工会社が立会い、工事監理者(又は設計者)等の工事監理責任者が行い、

その時に建主若しくは建主側のそれぞれの関係部署の人も一緒に検査するのが、我が事務所での竣工検査です。

一般的な竣工検査とはちょっと趣が違います。

建築工事において建物の工事を発注する人すなわち発注者のことを施主もしくは建主といいます。

建築工事請負契約書では発注者もしくは注文者と表示しています。

施主すなわち建主が立ち会って行われる検査を「施主(建主)検査」とも言います。

竣工時の検査では、最初の仕様書や設計図通りに仕上がっているか、傷がないか、設備等が正常に作動するかなどの確認が行われます。

この段階での不具合は手直しされ、再度仕上がりの確認後、建主へと引き渡されます。

この完成検査と建主検査を合わせたものを当社では竣工検査と呼んでいます。

建築工事における施工品質のチェックすなわち施工ミスがないかどうかの確認や

図面通りのに建てられているかを確認する事は設計監理者がおこないます。

むしろ建主はそれぞれの該当の部門の責任者もしくは担当者がその部署に行って、動作確認や広さや配置、動きなどをチェックして

完成時の使い勝手の問題をそこでシミュレーションし、使い勝手を確認します。

建物でいいますと最初に建物の最上階、屋上があれば屋上そしてペントハウスや塔屋があればそこから始めます。

そして部位別・各部門別に建主側の関係者が同行し、そこに建築関係者(全ての工事関係者・設計監理者)が一同に介し、かなりの人数の大所帯で、

患者さんの目線で、そして一職員一医療従事者の目線で、すべての部屋に立ち入り、検査をします。

階毎に全ての部屋、空調機械室からトイレなども含めて検査し、下へ下へと降りて行き、地階まで行って、建物内が終わったら、次は外部です。

外構や、道路との関係や、敷地の整備状況、駐車場との関係、雨水の排水なども含めて、そして建物外部の外観も含めた点検へと進みます。

その部門の責任者もしくは担当者に使い勝手等不具合がないかを確認して貰うことは重要なことです。

この場面で出された駄目工事(不具合の有る工事)が施工会社の最後の修正工事になります。

この竣工検査の後は、引き渡しをしてしまうのでその時にどこそこができていないとか、不具合があるとか、思ったようになっていないと言うようなことが出されても

訂正が効かなくなります。

したがって、この完了検査は非常に慎重にかつ厳正ににとりおこないますので時間もかかります。

このS病院では3日かけてこの竣工検査を行いました。

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