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噴火と地震-3-日向灘南部沖地震とは?

いま日本を襲おうとしている噴火と大地震の連載−3

噴火と大地震を正しく恐れる

3.第二が日向灘南部沖地震です

日向灘南部沖は、長く空白域となっていた地帯です。

日向灘では、南北の日本列島断層帯の東側のラインに沿って、20世紀に4度の地震が発生している。

1923年にはM7.1の地震が2度発生。

およそ100年前のことである。

1961年にはM7.0、1980余年にM7.1の地震が起きている。

この地震頻発の南北ラインの中で、日向灘南部沖のみが空白域となっている。

それはつまり、ここに大きなストレスが溜めこまれていること、

そしてストレスに耐えきれなくなった時、大地震を引き起こす可能性を示している。

麻生、霧島、口永良部の火山活動が意味するもの

このところ、九州南部の火山活動の活発化が地震の切迫を告げている。

桜島の噴火

桜島の噴火

桜島の2013年8月18日の大噴火(Weathernewsより抜粋の上、転載)

2013年8月18日、観測史上最大規模の大噴火で、噴煙は6000mの高さまで上がった。

桜島は約2万9千年前、姶良カルデラで発生した火砕流と火山灰の噴出を伴う姶良巨大噴火によって現在の鹿児島湾の形が出来上がった。

有史以降の噴火では30回以上が記録されている。

特に大きな噴火は文明大噴火(1471年)、

その300年後に安永大噴火(1779年)、

その135年後に大正大噴火(1914)です。

約30年後、昭和噴火(1946年)と続き、年数十回から数百回程度の爆発を繰り返している。

2011年12月2日には1995年の火山観測開始から爆発的噴火が通算1万回を超えた。

そして、2020年に入って6月4日火口から7850mから9570mの観測史上最高高度の噴煙を観測した。

今も桜島の噴火活動は活発なのである。

阿蘇山は、30万年前〜9万年前に発生したカルデラ噴火により形成された。600立方kmを越えていると言われる。

特に、8.64万年前のAso-4ではその噴出量は凄まじく、火砕流は、九州中央部を覆い、

火山灰は遠く北海道や朝鮮半島でも確認されている。

有史以降では、1274年、1558年、1772年、と続き、

戦後では、1953年、58年、75年、79年、89年、

最近では、2015年9月中岳より噴火

2019年4月にも小規模噴火。

霧島連山の新燃岳で火山活動が活発化

新燃岳の最近の噴火史は、1716年の享保噴火、文政噴火、昭和噴火と大きな噴火があり、

そして、2011年、2017年、2018年と活発な噴火活動が続いている。

 

口永良部島の噴火

口永良部島の噴火は、昭和以降、10回近くの噴火記録があるが

2015年5月29日の爆発的噴火では噴煙の高さ9000m以上で、火砕流が海岸まで到達し

島民の間近の撮影に驚かされた記憶が新しい。

ANN NEWS(2015/05/29)「まいにち防災」よりカットして転載しました。

2020年11月現在でも、火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続、火山性地震がやや多い状態で経過しています。

新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒との情報が出ていています。

九州南部の火山のマグマだまりには強い圧力がかかっている

マグマを上昇させ、それが火山活動の活発化や噴火につながっている。

日本列島南部、とりわけ九州南部には強いストレスが溜まっていて、そのストレスは地震でしか解消できない。

それが、日向灘南部沖地震と予測するのです。

日向灘南部沖の空白域に関しては、1996年に屋久島で起きたマグニチュード6.6の地震では解消されていないと言う見方は捨て切れない。

琉球大名誉教授木村政昭氏著書

『次に備えておくべき「噴火」と「大地震」の危険地図』

より抜粋して、編集しました。

 

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