今月の建築界の小話

建設関連ニュース−2020/10

2×4(ツーバイフォー)住宅の累計着工戸数が300万戸に達しました

ツーバイフォー建築協会は、ツーバイフォー住宅の累計着工戸数が今年3月末に300万戸に達したと発表しました。

全新設着工戸数に占めるシェアは12.1%で、全木造住宅着工に対しては20.9%となっています。

ツーバイフォー工法の発生は、19世紀初頭アメリカ開拓史の時代。

新天地を求めて新大陸に渡った開拓者たちが、北米大陸における木造建築の主流として改良を重ねながら発展。

誕生から170年ほどの間に、北米大陸の木造建築の約93%を占めるまでになりました。

日本では、最初、1873(明治6)年北海道にアメリカ系建築の開拓使本庁舎が完成。

これは、ツーバイフォー工法の原型と言われるバルーン・フレーム構造を取り入れた日本人大工による折衷方式と言われています。

旧札幌農学校演舞場(現札幌時計台)もバルーン・フレーム構造の特徴が見て取れるらしいが、

現状では角柱で補強されているといいます。

出典)https://www.2x4assoc.or.jp/series/file/2x4build_history_01.pdf

日本で1973(昭和48)年に、在来工法以外に初めてアメリカの建築工法のプラットフォーム工法を木造枠組壁構法として制定されました。

一般的には1974年、三井ホームでツーバイフォー工法がオープン化されて以来、日本にも定着したと言えます。

凡そ50年(実際は47年)で、日本では新築木造住宅の約1/5がツーバイフォー工法になったということは早いというのか遅いというのか。

因みに、東京・池袋にある自由学園明日館は、巨匠フランク・ロイド・ライトの設計により

1921年(大正10年)に建てられたツーバイフォー建築です。

病院耐震化率76.0%

厚生労働省は、2019年9月1日時点で調査した病院耐震改修状況の結果を発表しました。

全国の病院耐震化率は76.0%で、「20年末までに80%」とする目標の達成は厳しい状況です。

60歳以上、37%が就労

政府閣議で2020年版高齢社会白書を決定。

60歳以上の男女への調査では、現在収入のある仕事をしていると答えた人の割合は37.3%と2016年の調査から4.4ポイント増加。

性別・年齢別では、男性の60から69歳と女性の60から64歳は6割以上が収入のある仕事をしていると答えました。

建設分野での在留外国人人数は374人

出入国在留管理庁のまとめによると、6月末時点の建設分野での特定機能による在留外国人人数は374人となっています。

全分野合計の受入総数5950人の6.3%を占めています。

国籍別にみると、ベトナム人が267人、以下、中国40人、インドネシア20人・・・になっています。

日本人の総人口は前年比50万人減

総務省が住民基本台帳に基づく2020年1月1日現在の日本人の総人口は前年比505,046人減の1億2427万1選318人となったと発表した。

11年連続の減で、減少幅は過去最大。

外国人住民は199,516人増えて最多の2,866,715人となった。

日本人の出生者数は過去最少の866,908人。

死亡者数を引いた自然減は511,998人と死亡拡大が続いている。

都道府県別に見ると、人口が増えたのは東京、神奈川、沖縄の3都県。

減少率が高かった件は秋田(1.52%)、青森(1.36%)、山形(1.27%)の順

2020年6月の新設住宅着工は前年同月比13%減の7.1万戸。

国土交通省が発表した2020年6月の建築着工統計調査報告によると、

新設住宅着工戸数は前年同月日12.8%減の71,101戸となり12ヶ月連続で減少。

5月単月と比較すると直近10年間で最も低い水準となりました。

消費税減を契機とした落ち込みに加え、新型コロナウィルス感染症の影響が生じているとみられます。

全建築物の着工床面積は16.0%減の933万㎡。

このうち民間の居住用建築物は15.1%減の605万㎡。

非居住用建築物は20.1%減の33万㎡となりました。

非居住用建築物は、2ヶ月ぶりに減少しました。

民間の非居住建築物をした別でみると、倉庫が39.4%減の67万㎡で、6ヶ月ぶりに減少しました。

このほか事務所は1.7%減の50万㎡、

店舗は7.4%減の35万㎡、

工場は33.5%減の54万㎡となっています。

首都圏の新築マンションの動向では㎡単価が前年比+2.7%

1戸あたりの平均単価も1月には、8千万円台半場に迫ったが、現在は6000万台前半で推移している。

年価格平均も、僅かずつ上昇している。

供給戸数は前年比-35.8%となっていて今後がどうなるか。

建築費(RC造)は、2005年を100とした時、東京で120p(ポイント)で、上昇気配が収まらず、前年比2%前後の上昇となっている。

以上、日本建築士会連合会発行の「建築士11月号」より

日本人の「最低年収」「最低時給」「平均年収」は?

所で気になりませんか?お金のこと!

労働生産の対価としていただくお給料のこと。

もうずっと上がっていませんよね。

それなのに諸外国は上がり続けていて、日本は置いてきぼりを食らったみたい

いや、自ら引きこもったようなものか!

2018年のOECD(経済協力開発機構)加盟国内のデーターですが

日本の最低年収は16,607.6ドル(1,745,6254円)で13位

最低時給は8.0ドル(840.88円)で13位

平均年収は38,617ドル(4,059,032円)で14位。

これを高いと見るかどうか。

年収・時給ともにアジア諸国では最下位(OECD加盟国内)となり、韓国に後塵を拝してしまいました。

韓国は最低年収21,586.1ドル(2,268,915円)、最低時給8.6ドル(904.0円)、平均年収42,285ドル(4,444,576円)。

なんでこうなるんやねん!

換算105.11円/ドル(2020/11/13現在)

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