明日からと言っておきながら、筆が止まりました。
昨年からブログを毎日、更新していましたが、止めようと思います。
もっと、情報を詳しく調べて自分の身につけてから話をするのでないと
上滑りしていて、ブログ記事を上げるのが目的になってしまっては本末転倒。
折角このブログを訪れてきた人に申し訳ないと。
コロナ情報も、毎日23:59の情報を更新するのを待って載せると、ブログ更新がそれに伴って遅くなるので
それに、このブログに来る人に向けたコロナのついての情報は、
NHKや札幌医大の情報を見ていただくことにして、データ掲載を止めました。
ただ気になる新型コロナ情報が出たら、短く掲載したいと思います。
では改めて、
3月彌生の最後のBlogは、桜にちなんで。
西行の桜
願わくは 花のしたにて 春死なん そのきさらぎの 望月の頃
この歌には
「どうか、春の、桜の花の咲く下で死にたいものだ。あの釈迦が入滅なさった二月十五日頃に」
という願いが込められていました。
その歌のとおり、文治六年(1190年)2月16日(陰暦)、釈尊涅槃の日に入寂したといわれています。
桜は咲いていたのでしょうか。
詠んだ願いに違わなかったとして、その生きざまが藤原定家や慈円の感動と共感を呼び、当時名声を博したと言われているそうです。
旧暦の2月16日は新暦の3月31日、今日にあたります。
従って、桜の咲いていた時期だったというのは正しそうです。
花とは桜のことで、その欲望の意味するところは、下の句の、如月(きさらぎ)の満月(望月)の頃
つまり涅槃の頃に朽ち果てたいということです。
西行は東大寺の再建の勧進のために陸奥の国行きを二度も行い、藤原秀衡や源頼朝にも面会したと有ります。
この鎌倉にも立ち寄ったのかも知れません。
さて、その他の西行の歌を幾つか上げておきます。
生涯に2,090首の歌を残したと言われています。
その内、230首が桜の歌であったそうです。
祖先でもある奥州藤原家を訪れ、藤原秀衡のいる陸奥の国に行って
そこで詠んだ句
聞きもせず 束稲山の桜花 吉野のほかに かかるべしとは(西行)
束稲山(たばしねやまー岩手県平泉町、奥州市、一関市の境界に位置する山)は中尊寺に近い
「吉野の桜以外にもこのような景色があるとは」の意。
奥になほ 人見ぬ花の 散らぬあれや たずねを入らん 山ほととぎす(西行)
3月から4月に咲く京の桜の時期と違い、奥州では5月から6月頃に桜が咲く。
「もう夏になってしまったが、山の奥には未だ散らずに咲いている桜もあるようだ。分け入って見てみたい」と思いを表した。
散る花を 惜しむ心やとどまりて また来ん春の たねになるべき(西行)
「散っていく花を惜しむ心はいつまでもとどまっているが、(この心が)また来年の桜を愛でる気持ちの種になるのだろうか。」
わずか7日間ほどで、蕾、満開、散るという無常を表しているような花は桜だけでしょうか。
桜の花が散り始め、桜の季節もそろそろ終わり。
毎年のことだけれど、随分待たされた割にはあっけなく散ってゆく。
その儚さが日本人の心をとらえて放さないのだろう。
そんな桜を愛でる気持が心の中にずっと残っているから、再び来る春の桜を愛でる気持の種となるのだろう。
無常を表す一方で桜は春を告げる花。
生命力溢れる花でもあり、官能をそそられて、浮かれたりしてしまうのも桜のせいにしてしまう。
困った人間だが、桜は人びとを元気にしてくれる花。
人生は花暦とともに巡るという。
突然ですが、松山千春の歌の「めぐる」のフレーズがリフレーンされたところが
不意に頭の中で鳴り出しました。
「うつむきかけた〜あなたの前を 静かに〜時は〜流れ〜
めぐる めぐる季節の中で あなたは何を見つけるだろう〜・・・・」
めぐる=巡るというつながりだったんですね
さて最後に、次の歌で締めたいと思います。
今よりは 花見ん人に 伝へおかん 世を遁れつつ 山へ住まへと(西行)
「世を逃れ心やすらかに桜をめでることを知った今から後は、
桜の花をめでる人に、自分のごとく世を逃れ山に住みなさいよと伝えておこう。」
桜を愛で、心安らかに生活を送るためには、山に住まわないといけない!と言うことでしょうか。
鎌倉も山に住むという感じではないか〜。
ちょっと入るだけで山ですけれど、山深くは無いな〜
心安らかにならないのは、政治の性です。
もっと山の中というと・・・この近辺ではどこでしょうか?
東京都では日ノ出町?檜原村?奥多摩町?
神奈川県では真鶴町?小田原市?湯河原町?
と言いながら、やはり気になる新型コロナの情報
今日現在の人口あたりの感染者数が第4波と行っても良い状況を表しています。
大阪府は599人!凄いことになっています。
特に酷いのが大阪府 599人!
第4波の襲来と言えるのではないでしょうか?
北海道大学から移動して京都大学大学院医学研究科教授に着任した西浦博教授によれば
高齢者のワクチン接種が「第4波」に間に合わなかった場合の想定は恐ろしい。(詳しくは週刊文春に)
遅きに資する政府対応。
どうしてこうも駄目なんでしょうか、この政府は。