2020/12/23 08:37

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2020/12/23の鎌倉から見た富士山

官邸の報道支配!?その実態に迫る外国人記者

2020/12/23 10:25

マーティン・ファクラー 著 (ニューヨーク・タイムズ元東京支局長)

ほえない犬-安倍政権7年8ヶ月とメディア・コントロール」双葉社

『私がニューヨーク・タイムズ東京支局長の就任早々に驚くべきことに直面した。

挨拶に行った時、官邸の国際報道官(外務省からの出向)から、

「前任者の(「慰安婦」などの)記事が政権に批判的に過ぎる」

「官邸からの取材協力が欲しければ、前任者の記事を批判し、『自分は違う行動する』旨を文書で提出するように」

と言われました。

驚きました。

以前、中国で取材中、天安門広場前で警官に捕まり、「自己批判」を迫られたことを思い出しました。

それで

「日本の官邸は中国と同じことを私に頼んでいるのですか」

と聞いたら、

報道官は「違います、違います」と慌てました

そんな「誓約書」を私は提出しませんでした。

すると、私が支局長の間、首相にインタビューする機会は1度もありませんでした。

他の海外メディアの支局は、何度も当時の安倍首相の単独インタビューをしていました。

安倍氏の首相辞任表明会見(8月28日)で、フリーランスの記者から質問が出ました。

『(官邸は)質問を事前に取りまとめていた。事前に質問を出した社にしか当てない。それは首相自身の指示なのか。

仮に知らなかったとしても、問いと答えが目の前に置いてあると言う状況に違和感を覚えなかったのか』。

安倍氏はこの質問にまともに答えず、はぐらかしました。

首相会見自体が、官邸によって操作されている、メディアコントロールの最たるものだと思います。

安倍政権下で、政権に批判的だったテレビキャスター、コメンテーターが次々と第一戦から引いていきました。

その一方で、テレビや新聞の幹部が安倍首相と盛んに夜の会食を繰り返していました。

安倍首相とマスメディア幹部との会食(2016年)

日時    会食相手(会食場所)

1・21  渡辺恒雄「読売」本社会長、橋本五郎・同特別編集委員、今井環・NHKエンタープライズ社長、清原武彦「産経」相談役、ジャーナリスト・後藤謙治、芹川洋一「日経」論説委員長、評論家・屋山太郎(読売新聞東京本社ビル)

1・29  西沢豊・時事通信社社長、田崎史郎・同特別解説委員、渡辺祐司・同編集局長、阿部正人・同政治部長(東京・飯田橋のグランドホテル内、フランス料理店「クラウンレストラン」)

2・12  阿比留瑠比「産経」論説委員、有元隆志・同政治部長(東京・赤坂エクセルホテル東急内、レストラン「赤坂ジパング」)

2・18  田中隆之「読売」政治部長ら(東京・霞ケ丘町の日本料理店「外苑うまや信濃町」)

3・9   芹川「日経」論説委員長、内山清行・同政治部長(東京・新橋の日本料理店「京矢」新橋店)

5・16  大久保好男・日本テレビ社長、秋山光人・日本映像社長らマスコミ関係者(東京・銀座の中国料理店「飛雁閣」)

6・2   石川一郎・BSジャパン社長付、小田尚「読売」論説主幹、粕谷賢之・日本テレビメディア戦略局長、島田敏男NHK解説副委員長、曽我豪「朝日」編集委員、田崎時事特別解説委員、山田孝男「毎日」特別編集委員(東京・京橋の日本料理店「京都つゆしゃぶCHIRIRI」)

8・16  日枝久フジテレビ会長〔他に加藤勝信1億総活躍担当相、岸信夫外務副大臣ら〕(山梨県山中湖村のホテルマウント富士内、宴会場「メヌエット」)

9・1   渡辺「読売」本社会長、清原「産経」相談役、福山正喜・共同通信社社長ら(読売新聞東京本社ビル)

10・17 阿比留「産経」論説委員兼政治部編集委員ら(「赤坂ジパング」)

10・21 田中孝之「読売」編集局総務、前木理一郎政治部長(東京・赤坂の日本料理店「古母里」)

12・2  喜多恒雄「日経」会長、岡田直敏・同社長ら(東京・内幸町の帝国ホテル内、宴会場「梅の間」)

12・3  渡辺「読売」本社会長〔他に御手洗冨士夫経団連名誉会長ら〕(神奈川・茅ケ崎市のゴルフ場「スリーハンドレッドクラブ」内のクラブハウス)

12・6  朝比奈豊「毎日」会長、丸山昌宏・同社長ら(東京・元麻布の日本料理店「東郷」)

12・20 石川・BSジャパン社長、小田「読売」論説主幹、粕谷・日本テレビ解説委員長、島田NHK解説副委員長、曽我「朝日」編集委員、田崎時事特別解説委員、山田「毎日」特別編集委員(日本料理店「京都つゆしゃぶCHIRIRI」)

出典:しんぶん赤旗(2017年1月4日)

2019年11月、「桜を見る会」問題が、明るみに出た後も、

安倍氏は連日のように、メディア幹部や記者クラブの記者と会食していました。

追求する側と追求される側が顔を突き合わせて食事をする必要がどこにあるのでしょうか。

ジャーナリズムと言うのは本来、権力者に吠える番犬(Watch Dog)のはずです。

しかし日本では権力者を守る「ポチ」になってしまっている。

ここが一番不思議です。

以下はtwitterより引用

『総理!今夜もごちそう様!

@today_gochisou

2020.1.10(金)18:45~21:16(2h31m)

京橋の日本料理店「京都つゆしゃぶCHIRIRI」にて、いつもの腐れメンバー

(朝日:曽我、毎日:山田、読売:小田、NHK:島田、日テレ:粕谷、日経:石川、田崎しゃぶ郎)

と総理はご会食なされました。』

日本のメディアは太平洋戦争で戦争に協力すると言う大失敗をしたので、それを覚えている世代が元気なうちはまともだったと思います。

その歴史を知らない世代が中心になると、「楽な」方向に行く。

福島第一原発事故と言う「安全神話」の崩壊と言う大失敗から学ぶべきでしたがそうなっていません。

何やっているんだ! 日本のマスメディアよ。

このままだと又あの太平洋戦争前夜のおぞましい状況に国民を追い込んでしまうんでは無いでしょうか?

あなた方マスメディアが率先してそうしているのではありますまいか。

2020/12/23 16:41

今日の新型コロナ感染状況

[2020/12/23 22時30分]国内新型コロナ新規感染者数:3,271人、東京都:748人、国内総感染者数:207,700人、死亡:3,082人

明日にも、国内総感染者数は21万人を超えそうです。

東京都は過去2番目の多さ。

昨日の新型コロナ感染状況

[2020/12/22 20時30分]国内新型コロナ新規感染者数:2,687人、東京都:563人、国内総感染者数:204,429人、死亡:3,025人

2020/12/23 17:01

今日は、何の日

62年前に東京タワーが完成した日

1958年(昭和33年)、高さ333mパリのエッフェル塔より13m高く、当時世界一の高さの建造物となった。

昭和生まれの人にとっては、懐かしい、天皇誕生日だった日。

昭和63年(1988年)までは昭和天皇の誕生日である「4月29日」

平成元年から平成30年までは明仁天皇の誕生日である「12月23日」であった。

2020年以降は第126代天皇徳仁の誕生日である2月23日となった。

国民の祝日であるが旧称は天長節。

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