今月の建築界の小話 建築について 未分類

コロナとの攻防−病院建築最前線(2)

今月の建築界の小話

雑誌に掲載された内容から建築に関する事件など幅広く浅くちょいと茶飲み話に

全国初の仮設医療施設

私の住む鎌倉市に湘南鎌倉総合病院という病院があります。

沖縄徳州会運営で、この病院の最上階15階にはあの徳州会理事長の徳田虎雄氏が入院しているとの噂。

それはさておき、その徳州会が湘南鎌倉総合病院の隣地の神奈川県が仮設で建てた臨時医療施設の運営をしている。

敷地は武田薬品工業の所有グラウンド。

第2波(?)対応を急いだ医療施設と言える例

湘南鎌倉総合病院から見たスケッチです。
手前3棟が管理棟です。
真ん中の3棟の左側から1期棟39床病棟、右に行って2期棟39床の病棟、右端が3期棟31床の病棟、
奥の右側が4期棟34床の病棟、画面1番左端の奥の棟が5期棟37床の病棟です。

180床病棟が約2ヶ月で完成!

1期棟は2020年4月24日着工、病棟使用開始は5月18日。

1ヶ月もかからないで最初の病棟が使用開始となっている。

さらに、5棟全てが使用開始になるのが6月末。180床が稼働した。

4月7日緊急事態宣言発令に伴い、インフルエンザ等対策特別措置法が適用されたことが大きい。

特措法48条の規定で、医療法、消防法、建築基準法などの技術的基準などが緩和されている。

スプリンクラーが設置不要、病棟食事は湘南鎌倉総合病院から運ぶなど。

この臨時医療施設は、建築基準法上の応急仮設建築物と見なされる。

完成後、3ヶ月以上使うには特定行政庁の許可が必要だ。

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