1階からエレベーターか階段を使って2階へ

実例集 建築について

テナント型クリニックの事例1

いでの整形外科クリニック

 

1階からエレベーターか階段を使って2階へ(自転車の裏がエレベーター)

設計コンセプト

1.新規開業の若いドクターの経済的負担を少なくし、ローコストで且つ質の高いクリニックを目指しました。

2.待合いは、木材を多用して木質系の温もりを印象づけ、優しく心地好い印象のデザインとしました。

腰板にシナ合板を張り、天井照明器具装置もナラ集成材で加工。

壁紙は環境保護先進国ドイツで生まれた人と環境に優しい天然由来素材でできている壁紙「ルナファーザー」

紙と紙の間に木片チップを漉き込み、自然素材の持つ通気性や透湿性に優れ、結露やカビの発生を抑える材料。

1階受付廻りと奥にトイレ左手が診察室

3.奥行き約12m、幅最大6mの待合(畳44帖の広さ相当)は東側の窓からの採光で明るくゆったりした感じを演出しています。

訪れる患者さんが落ち着きと清潔さを感じます。

4.カウンターは、直角面をカーブさせたカウンターとし、高さを2段にしました。

若い人は立ったままで受付を、高齢者の方や車イスの方は低い受付で

落ち着いて座って受付できるローカウンターは車イス利用者にも優しいユニバーサルデザインです。

掲示板は後から溢れて汚くなるよりはとコルクボードで最初から設置した。診察室の文字も大きくはっきり見えるように

床は長尺シート巻き上げ工法で角の清掃残しをなくし、クリーン度を上げる病院では当たり前の床構造を実現しました。

 

トイレは男・女・身障者用で色分けした。ピクトも女性をモチーフに丸くしオレンジ色で、ドアも同じ色で

男子トイレのピクトはスーツ風で角っぽく緑色で、ドアの色も緑

車椅子トイレは青で。ピクトグラフは少し太めの線で柔らかめの表現。ドアの色も濃い青色

5.リハビリ室は、テナント型整形外科クリニックとしては広い127.63㎡(38.6坪)です。

ウォーターベッドは200kgと重いので体育館仕様の床構造に

低周波治療器は2台にベッド4台。奥の窓は、医療通路、処置室からリハビリ室が見渡せるようにと

リハビリ室入口と受付

6.医療行為を効率よく行うために、動線を工夫し、ホスピタルモールを介して2つの診察室、処置室、X線室、リハビリ室が見渡せる工夫をしました。

7.既存設備は可能な限りそのまま使い、設置場所が不適な物は移設して再使用し、ローコストを追求しました。

8.電子カルテの採用で医療ゾーンと医事受付ゾーンを切り離すことができ、効率的な動線を実現しました。

いでの整形外科クリニック平面図

いでの整形外科クリニック概要

所在地  東京都江戸川区南小岩3丁目17-4ルアンベル上庭2階

主要用途  無床診療所

建築主  井出野太一

設計期間  2013年11月14日~2014年5月31日

工事期間  2014年4月1日~2014年5月31日

【建築概要】

延床面積:   339.86㎡(102.81坪)

構造規模:   鉄骨鉄筋コンクリート造12階建て建物の2階全部(テナント)

【施設概要】

診療科目:    整形外科、リウマチ科、リハビリテーション科、内科

診察室数:    2室

処置室 :   1室

リハビリ室:  127.63㎡

理療設備 :  ウォーターベッドマッサージ器2台、牽引装置(頸椎用・腰椎用)、能動型自動間欠牽引装置2台、

乾式ホットパック1台、低周波治療器4台、

他マット、平行棒

【設備概要】

(テナント本体に当初より設置済、一部追加)

全館ヒートポンプ省エネ型エアコン、全熱交換空調換気システム、高圧受電設備

トイレ 女子トイレ(大便器2、洗面器3)、男子トイレ(小便器3、洗面器2)、

多目的トイレ(大便器1、可動型手摺り、洗面器1)、職員用トイレ(大便器1)

電気設備 監視モニター4箇所、大型液晶TV、呼出装置、BGM装置

-実例集, 建築について

© 2021 建築千夜一夜物語 Powered by AFFINGER5